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ラブホリック 031-新年会後のお迎え。

「いえ、いらないですよ。一人で大丈夫なんで。」

「会わせてよ。あいさつする」

「結構ですって!」


社ビルの前で押し問答。(汗)
矢野さんは結構酔っていて
しつこかった。


「彼氏何してる奴なの。おれよりかっこいい?」

「矢野さん、ナルシストですよね」

「まぁな。実際モテるから」

「うーわー。その発言に引きます」

「冗談だよ」


冗談?
わかりにくい。

矢野さんがガードレールにもたれて
煙草に火をつけた。


「じゃ、これ吸い終わったら会社戻るわ。」

「……はい。」

「お。素直」


吐き出される煙が舞い上がって
暗い空に吸い込まれて行く。

とりとめのない話をして
矢野さんは火を消した。


矢野さん越しに、ケイゴさんの車が見えた。



矢野さんとわたしの前に
ケイゴさんの車が停まる。


わたしは、矢野さんに
「お疲れ様でした!」と言って、
ケイゴさんの車に乗り込んだ。


矢野さんは車の中のわたしに手を振って、
ケイゴさんに会釈した。


ドキドキしながらケイゴさんを見てると
窓を開け、矢野さんに
「ユキがいつもお世話になってます」と
普段の笑顔で言った。

矢野さんも笑顔で頷く。

ケイゴさんは、矢野さんに一礼して
車を走らせた。



普通のやりとりだったけど、緊張した。

無表情で黙って運転する彼に
「お迎えありがとう」と言った。

ケイゴさんは少し不機嫌…。

「あの人が矢野さん?」

「うん。」と萎縮。

「ふーん。カッコいいね。」
そっけなく言うケイゴさん。

妬いてる…よね。

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