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ラブホリック 029-会社の先輩と偶然遭遇。

その晩はお泊まりして
翌朝早くに車で自宅に送ってもらった。

「歩いて帰る」って言ったら、ダメだって。(笑)
確かに徒歩は遠い。


ケイゴさんは

「ここから直接出勤できるように、
 荷物置いていていいからね。」

と言ってくれた。


あくびしながら出社して、
一働きしていたら、お昼休憩を取り損ねて
少し遅いランチに出た。


駅ビルの和食のお店に入り、
席に座ったら、矢野さんがいた。

すぐに気づかれ、お互い驚いた顔。(笑)
矢野さんはわたしの向かいに移った。


「びっくりすんじゃん。昼取り損ねたの?」

「はい…ちょっとクレーム受けてて。」

「それはお疲れだな。」


矢野さんはいつも細身のスーツを
ピシッと着てて、きっちりしてる。
客先に出向くこともあるからかな。

いかにも大人って感じだ。



二人とも、日替わり定食待ち。

矢野さんは腕組みをしながら、突然
「男捕まえた?」と聞いてきた。

「言い方変えてくださいよ!」

品のない言い方に慌てると、
矢野さんは体を前のめりにした。


「あ?男できたの!?」

「いや、できましたけど。男ってやめてください。」

「マジか!うそー。どんな奴?」

「ご想像にお任せということで…」

「どう想像すればいいんだよ。(笑)」


あんまり詳しく話したくなくて、
矢野さんの彼女さんの話にすり替えた。


彼女さんとは
そんなに会ってないらしい。
忙しいからかな。



やっと日替わりが来て、二人食べ始めた。


「じゃー祝ってやるよ。飲みいこ。」

「彼氏に悪いので、お気持ちだけいただきます。」

「え?彼氏束縛するタイプ?ちっせーな〜。」

と小馬鹿にしたように笑う矢野さん。


な…

なんだとー!?(怒)


確かに…
束縛するタイプなのは否めない。(汗)

でも、仕事の話じゃないんだし
矢野さんに偉そうに
言われる筋合いはない!

ムッとしたわたしは、
無言で定食を食べ終えた。




しかし、矢野さんは早食いなので、
結局同時に店を出ることになった。

振り切ることもできず、隣を歩く。
会話はなかった。

横断歩道で立ち止まった。

社内にコート置いてきちゃって、
動いてないとさむい…!

両手で自分の腕を抱えるようにしてると、
矢野さんが口を開いた。

「アウター持ってこなかったの?」

「ロッカー寄るの面倒で…」

「ふぅん」

信号が変わり、会社のビルに戻った。

エレベーター降り際に、矢野さんが
「さっきごめんな。」と言った。


こっちも…大人気なかったかな。
少し反省しつつも仕事を始めた。

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