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ラピスラズリ 29

じゃあまた、と天野さんにあいさつをして
食堂に戻った。

春雨をテーブルに
コトリと置き、岡田さんの前に座る。

「そういえば、天野くんとるりちゃん
同い年だねー」

「そうだったんですか?知らなかった」

「あ、戻ってきた」

天野さんはカップ焼きそばを片手に、
他の部の人たちが集まる席へ歩いて行った。

「あの年入社の子達仲いいんだよねー」

「へえ……」

私と岡田さんの視線に気づいた天野さん。
岡田さんが手を振ったら、
周りを見回してから振り返した。




お昼を食べ終わってまた仕事。
席に戻ると田島さんが待っていた。

ドキドキしちゃいけないのに、
癖はすぐには抜けない。

田島さんは足を組み座り、
私に体を近づけた。

「天野の提案書作った?」

「はい」

「やっぱりな〜。山下さんだと思った」

「わかるものですか?」

田島さんが自信ありげに微笑む。

「わかるよ。資料一つにも出るんだよ。
山下さんのは、無駄がなくて
相手の事考えてる感じがすげー俺好み」


わっ………

資料作成の話なのに、かあっと赤面した。

わー、へんな奴と思われちゃう。
好みなのは提案書なのに。

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