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ラピスラズリ 27

今日は提案書作成のお手伝い。

言われたイメージを起こして、
チームメンバーから大体の叩きを
もらって形にする。

「るりチャーン。天野手伝ってやって」

「あっ、はいっ」

田島さんがいないので、
梶さんから直接指示が飛んできた。


天野さん。通称天野くん。

チームで一番若い男性メンバー。
よく田島さんに怒られて(いじられて?)
いる、優しい雰囲気のひと。


天野さんの席に行こうとしたら
「ありがとう。あっちの席に行こうか」
と穏やかな笑顔で端のデスクを指した。



席につき、天野さんの説明を聞く。
几帳面な人みたいで資料も
デスクトップもとてもきれい。

「……とまぁ、こんな感じで…」

「はい。すぐ仕上げます」

「本当は自分で作るべきなんだけど…」
と、申し訳なさげな天野さんに、
「私が作る間に他の仕事してください」
と逆に慰めた。


人によって求めるものは違うけれど
その人らしさが出るんだなあ。

仕上げた後、たぶん田島さんなら
ここを足す…という部分を足した。


余計なお世話かもしれないな……
でも……


天野さんに2つのバージョンを送信した。
天野さんは私の後ろの島にいるので、
データを送ってから振り返ったら、
にこっと微笑んでくれた。

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