Clarice Fantasy

大人の女性向け恋愛小説置き場。たまにR-18
           

Top Page > ラピスラズリ(連載中) > ラピスラズリ 21

ラピスラズリ 21

「甘いものは…大丈夫ですよ」

「そう?…ってゆーか…ごめんな。
梶さんめっちゃくちゃで」

「いえ(笑)」

私が笑ったら、田島さんは
少しほっとした顔になった。

「あのオッサン言いたい放題でな…」

「梶さん、岡田さんと仲良いですよね?
職場ではそんなことないのに」

「あっ、知らなかった?
あの二人付き合ってる」

「ええっっ?!?!」

周りに配慮のない大声で驚いたら、
田島さんが「リアクションでかいなー」と
笑っていた。

岡田さん、萩原さんが
タイプなんじゃなかった??


梶さんは……タイプじゃないなぁ。
やっぱり岡田さんとは趣味が合わないんだな。

思い出して笑っていると、
田島さんが変な顔をした。

「一人で笑ってる。怪しいな」

「思い出し笑いですよ」

「何思い出してんの」

秘密です、と笑いながら改札を抜け
電車を待った。

いつもの帰りより乗客が多いけれど
時間が遅いからなのかなと思っていた。

「人身事故あったのかな。混んでるなぁ」
と田島さんがネクタイを緩める。

この仕草好き……だったな。

「やっぱり混んでるんですね…」

どんどん増える乗客に
押し流されそうになった。

にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ

関連記事
該当の記事は見つかりませんでした。