Clarice Fantasy

大人の女性向け恋愛小説置き場。たまにR-18
           

Top Page > ラピスラズリ(連載中) > ラピスラズリ 20

ラピスラズリ 20

結婚してるなら、
何も始まることはない。

いくら恋していたって……
それは自分の問題で。



青白い顔をした梶さんが戻ってきた。

「誰か様子見に来てくれよ~」

どうやら飲み合わせが悪かったのか
一人でトイレとお友達になっていたらしい。
吐ききったら元気になったと言っていた。

「大丈夫ですかぁ?」

「岡田、看病しに来いよ~」

「やだぁーもうちゃんと洗いました?」


じゃれ合うお二人に圧倒されていると
「もう出ましょっか」と田島さんが言った。



帰り道は田島さんと一緒。
3人は反対方面だった。

「また飲もうな!るりチャン!」
と激しい酔っ払いの梶さん。

「ありがとうございました、
ごちそうさまでした」

「るりちゃん、また明日ねぇ」

「気をつけてな」


この会の萩原さんの発言がきっかけで、
みなさんに名前で呼ばれるようになった。

……田島さん以外。


岡田さんたちに手を振り、
田島さんに向き直ると、田島さんは
また、憂いのある瞳で私を見つめる。

「甘いもの食べたかったんじゃない?」

「え?」

「俺、頼む前にお開きにしちゃったからさ」


それは…

みんな酔って収拾ついてなかったから
助け出してくれたのかと思ってた。

にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ

関連記事
該当の記事は見つかりませんでした。