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ラピスラズリ 157 ふぐ鍋

もう20代も中盤を過ぎているのに
いちいち田島さんの言動に
赤面したり、ドキドキして。

今だって、繋いでる手が
嬉しいと思ってて。



昨日まで、萩原さんと
暮らしていたわたしが。

さっき、
「昨日、避妊に失敗してしまって…」
と女医さんに説明していたわたしが。
(実際は失敗よりタチが悪い)



今、田島さんにこんな感情を抱くのは、
許されないことのような気がした。


「鍋食いてー」

「あ、いいですね」

「そこにふぐ鍋の店がある」


鍋…いいなぁ。
あったかそう……


田島さんと一緒に鍋をつつくのは
ものっすごい恥ずかしいけど。



もじもじしている暇もなく、
田島さんはお店に入った。


「いらっしゃいませ、
お二人様でしょうか?」


「はい」


繋いでいた手が解ける。

田島さんが先に歩いて、
後ろをついて行った。


店内はとても暖かくて、
相当体が冷えていたことに気付いた。




立派な個室だった。


田島さんとふたりきり…



「コート貸して」

「あっ、すいませんっ」


普通はわたしがやらないといけないのに、
田島さんにハンガー掛けさせちゃった。


「すいません…」

謝ったら、田島さんは
ちょっと怖い顔して
「謝り過ぎ。」と言った。



自分でもそう思います…

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