Clarice Fantasy

大人の女性向け恋愛小説置き場。たまにR-18
           

Top Page > ラピスラズリ(連載中) > ラピスラズリ 156 仰天

ラピスラズリ 156 仰天

「今のうちに行かないと
本降りになりそうだな」

「そうですね…」

ぐぎゅ~~…と私のお腹が鳴り、
田島さんも一瞬言葉を失っていた。


「……」

「……」

「腹減ってるのかよ…」


笑いを堪えているようにも見える
田島さん。

恥ずかしすぎて消えたい。


「じゃあ、飯行くか。」

「いえっ、そんな」

「いいから。拒絶するなよ。
頼むから。」


田島さんがの横顔は
とても切なそうに見えて
わたしはまたうつむく。



拒絶しないと、
心がまた舞い戻ってしまう。

消せたと思ってた気持ちがまた、
浮かび上がりそうになる。


冷たくされるぐらいが
きっとちょうどいい。


のに…



「行こう」


田島さんが、わたしの手をつかんだ。

そして、どんどん歩き出す。


「わっ、待っ……」


わたしは転びそうになりながら、
小雨の降る街を
田島さんと歩き出した。


「別に、セックスさせろって
言ってんじゃないんだから。
飯ぐらい、素直について来てよ」




「は、はい」



セックスさせろって台詞に仰天した。



インパクトがすごい…

田島さんの口から出るのがすごい…


させろって言われてるんじゃないんだけど、
何だかガツンと来た。

にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ

関連記事
該当の記事は見つかりませんでした。