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ラピスラズリ 150 

出て行けって怒鳴ってたくせに
どこ行ったんだってバカじゃないの。

「瑠璃」

「知らない。」

「おい、瑠璃」

何…って言い返そうとしたら、
田島さんが入ってきた。

よりによって…!


「穏やかじゃないな~。
ケンカすんなよー?」

どこから聞いていたのか、
ケンカの事実はバレていた。

そして、田島さんは
萩原さんに笑いながら言う。


「あんまりいじめるなよ。
彼女大事にしろよ」

「それはおまえだろ。
嫁も大事にできないくせに、
不倫しようとしてんじゃねーよ」

わーーー
何てこと言うんだ!


田島さんも萩原さんも
苛立つ顔を隠さない。


「クソつまんね」

萩原さんは捨て台詞を残して
給湯室を出ていった。








そして、午後の打合せ。

大体の業務についての
話は終わったけれど、
目の前の田島さんは、
メッチャ怒っています……。


「あいつ、年々自己中
酷くなってる気がすんだけど」

テーブルの上をタンタンと指を打つ。

“あいつ”とは、勿論
萩原さんのこと。


「昔はもっとマシでしたか?」

「いや、変わらねーかな。
山下さん、あいつについて行けてんの?
嫌な思いしてないの?」


……痛いところをつかれた。

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