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ラピスラズリ 140 ふってわいた話

カップに口をつけながらも
ふってわいた話に戸惑った。


田島さんは、淡々と話を進める。

採用するとしても、
契約終了後になるので新年度から。

人事面接、社長面接がある。

派遣元には梶さんから話をするそうだ。



「直接雇用になるとね。
責任や職務も全く変わってくるからね。
って、前職で知ってるとは思うけど…」

田島さんは、厳しい表情を崩さない。
「ハイ」と小さく返事をした。


「年内に返事もらえるかな。
回答に則して動かなきゃだから」


「田島さんが、何か…私の事で
直接動かれるのですか?」

と尋ねたら、

「ううん。派遣元は梶さん、社内は専務。
俺は山下さんに決まったこと話すだけ」
とニッと笑う。

つられて私も笑った。




「これで用件終わり。
煙草吸います」

「あ、どうぞ…」


夜の店内は、オレンジ色になるんだな。
明るい時間しか知らなくて、
はじめてのお店に来たような気分になる。


すると、田島さんがおもむろに
話し始めた。


「今から言う話、秘密にしてほしいんだけど」

「あ、はい…」


何の話?


田島さんがふかす煙が
天井に上がってゆく。

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