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ラピスラズリ 137 意地悪

意地悪…?

萩原さんを好きな人が、
社内にいるということ?


それか…元カノさん??

マリさんの話も聞けてないのに
不安要素が積もる。



仕事を終え、帰り支度をしていたら
田島さんが社に戻ってきた。


「あっ、山下さん。帰る?」

田島さんは慌ただしくコートを脱ぎ、
バッグをイスにどかっと置いた。


「はい、そろそろ…。
ご依頼でしょうか?」

「んーん、
仕事は明日でもいいんだけど
ちょっと話あるんだ。いい?」

「はい…?」

話?


「社内じゃなんだから、
ちょっと外で。
あの喫茶店で」


外…。

あのカフェ(=喫茶店)に
行くのは久しぶり。



「ちょっと片付けてから行くから
先行っといて」
と言われ、先にそこで待つことにした。


すると、梶さんが席から
こちらを見ていて、
私に目配せをした。


ぺこりと礼をして、会社を出た。


寒くて冷たいくもり空は
今にも泣きだしそうな色をしている。

今雨が降ったら、
雪に変わるかもしれないなぁ。


カフェ前で歩みを止め、
重いドアを開ける。

暖かな空気が中から
コーヒーの香りと共に流れてきた。

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