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ラピスラズリ 133 内緒

その日から、萩原さんの家に
転がり込むように一緒に住み始めた。

当面は、職場の皆さんには内緒の関係。


田島さんは気付いていたかもしれないが
直接言及してくることはなかった。


「バレたら認めるけど、
からかわれるのが面倒…」

という彼の意向に同意した。



そうしているうちに、
契約更改の時期がやってきた。

派遣元に続けたい意志を伝えて
更新となったのだけれど、
それを萩原さんに伝えたら、
「へえ」と気のない返事をされた。


「そうだ。年末年始、
俺地元に帰るんだけど。
瑠璃はどうすんの?」


遅めの晩御飯を食べながら
冬休みの話が始まる。


「じゃあ…淳のいない間は
自宅に帰ろうかな。
お正月は実家に帰るかも…」



結婚の話など出ていないし、
付き合って1ヶ月経った程度。

同棲しているとはいっても
家の主がいないのに
ずっと入り浸るのも、と思い
そう答えた。


私は、実家の母とは折合いが悪いので
まだ家賃を払い続けている
自宅に戻るほうが気楽だ。


萩原さんは、
俯いている私に提案をした。



「俺の実家に来る?」

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