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ラピスラズリ 124 

拒絶に驚いた萩原さんは、
するりと私の体から離れて頭を掻く。


「…家にねぇよ。買ってくるわ」


それだけ言って、
萩原さんは服を着て
家を出て行ってしまった。


乱れた息を整えながら、
ベッドに横たわり目を閉じる。



言う事聞いてくれた。
良かった…


普段は気にならない前の彼氏のことが
自分の奥に刻みつけられているのを知り
吐き気がした。


あんな男と萩原さんが同じに思えてくる…




萩原さんはコンビニに行ったらしく、
すぐに帰ってきた。


息を切らしていたので
「走ったんですか?」と聞いたら
「走った。しんどい」と仏頂面で服を脱ぐ。



「瑠璃ちゃんが帰ってたらどうしようと
思いながら、走って帰ってきた」


「さすがに帰りはしませんよ」


「そう?わかんねーじゃん」


萩原さんは、反省した様子で
ゴムの箱を開け、
何連かにつながっているそれを
長い指で一つ切り離す。


「さっきはごめん。
軽々しいこと言って」


謝る萩原さんは、
叱られた子供のような顔をしていて
吹き出しそうになった。

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