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ラピスラズリ 12

翌朝髪を巻いてみた。

いつもの口紅をやめて、
ツヤのあるグロスにした。

スカートと、少しヒールのある靴にして、
いつもより少しだけ艶っぽくした。

この恋がうまくいかなくても、田島さんには
女である自分も見てもらいたい…。


満員の通勤電車で吊革につかまっていると、
「おはよう」と耳元で声がした。



そこにいたのは田島さんだった。
朝からラッキーな日だ。

「あっ…田島さん。おはようございます」

「すげぇ混んでるよね~。わっ」

ドドッと後ろから押された田島さんが、
私が使っていた吊革を握り、
体を支えきれずに私に密着した。

「あー、ゴメン」

「あっ、あの、大丈夫ですか」

「俺は大丈夫だけど、山下さん立ってられる?」

田島さんは、吊革半分と一緒に
私の手も握っている状態。

彼の手が熱くて、バクバクと心臓が動きだす。

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