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ラピスラズリ 115 知りたい

「声がうるさい」

「萩原さんが聞いてきたから答えたのに」

「続きは中で話そう」



話を中断し、ドアが開く。

モダンな印象の建具が見えて
いかにも萩原さんの家だなぁと感心した。


「……何度も確認して悪いんだけど
俺とつきあうってことでいいの?」



「はい」


返事に迷いはなかった。


玄関で靴を脱ぐ前に抱き締められた。



萩原さんの鼓動は私にも伝わってきて
私の鼓動もまた、確実に伝わっていたはずだ。


ドキドキし過ぎて心臓が弾けそう。




萩原さんは、私の頬に触れてキスをした。

お酒の味がする。


唇が柔らかくて、とても優しいキスをする。
私の舌に萩原さんが入ってきても
気持ちよくて全て差し出したくなる。

キスの上手さなんて、
今までわからなかったけれど、
これが上手ってことなのかも。


ディープキスは苦手だけれど、
萩原さんとなら、もっとしていたい。

…のに、唇は離れる。



「ごめん、止まらなかった」


お酒が入っている萩原さんは、
いつもより素直だと感じる。
“会社の人”じゃなくて、人間味がある。


もっともっと、知ってみたいなと思う。

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