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Top Page > ラピスラズリ(連載中) > ラピスラズリ 111 絡み酒

ラピスラズリ 111 絡み酒

お酒が入っても、萩原さんは何も変わらない。
私は、一杯しか飲んでいなかったけれど
この日は酔いが回った。


「なんかふわふわします」


「酔ってんだよ。結構弱いよな」


「強くも弱くもないと思っていたんですけど、
弱かったんですね…私」


「そりゃあ、前に吐いてるの見てるし」


ああ、そうだった。
介抱までしてもらってた。


「天野は、その後どうなの?」

「何もないですよ、天野さんは私の事、
空気みたいな感じに思ってると思います」

「ふーん。
じゃ、田島のことは?
俺と飯食うってことは、不倫から足洗うの?」


不倫?


「不倫にも至ってないですよ。
奥さんいる人を追いかけられる
勇気もないですよ………」


この言い方じゃ、
田島さんを好きだと認めているようだ。

でも、頭の中がぼんやりしていて
言っていい事と悪い事の区別もつかない。



萩原さんは、
飲んでいたグラスを置いた。


「まだあいつのこと好きなんだろ。
見てたらわかるよ」


「すいません…
でも、萩原さんも、
私の事からかってるんでしょ」


「おいー。酔っ払い。
風当たって酔い醒ますぞ」


ふらふらしながらも、
お店を出ることになった。

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