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Top Page > ラピスラズリ(連載中) > ラピスラズリ 110 考え過ぎ

ラピスラズリ 110 考え過ぎ

「見るなよ」


「すいません…
全然、私の事好きそうに見えないので、
何考えてるのかなと思って…」


萩原さんは、不機嫌そうに
ためいきをつく。


「あ、ごめんなさい。失言を…」


「いいや。ちょっと緊張してるだけ」



不機嫌なのは、萩原さんの照れ隠し?
急に、ドキドキと鼓動が忙しくなってきた。



お肉や野菜が運ばれてきた。

「野菜食べたいです」

「女子だなー」

ホイルに包まれた焼き野菜を
網に乗せ、サラダも取り分ける。

お肉は私の仕事かな?

トングを取ろうとしたら、
「俺やる」と取り上げられた。


「俺、焼肉奉行かも」

「ふふっ。萩原さんは
たくさん食べるんですか?」

「そこそこ食うよ。瑠璃ちゃんは?
食いそうだな」


む…

ぽっちゃりと言いたいのかなー。
確かに、細くはないけれど。


どう言い返そうか考えていたら
萩原さんが顔を上げた。


じろっと見ると、
「…何?」と怯えている。


「太ってるってことでしょうか…」

「は?何でそうなるんだ?」

「食べそうと仰っていたので…」

「卑屈だなー。考え過ぎ」


簡単に笑い飛ばされてしまった。
そうか、私って卑屈なんだな。

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