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ラピスラズリ 11

「あの、全然…一回しか
しゃべったことないですよ」

「そーなの?」

元はといえば、
田島さんと萩原さんが飲んだ時に、
私の話が出てたってことだったのに。

それより………
二人きりじゃなかったんだぁ。

そうだよね。あー恥ずかしい…先走っちゃって。
誰にも言わなくてよかった。

口元を手で押さえていると、
田島さんがまた私のネイルに目をやった。


「それ。似合ってるね」


また、心臓がギュッとなる。

田島さんのひとことで、
舞い上がったり沈んだり、心がとても忙しい…



倉庫整理はどうなったのだろうと
帰る前に倉庫に立ち寄ってみた。

重いドアを開けて覗くと
技術チームの方々が数名いたので
そっとドアをしめた。


大丈夫そう…?
少し安心して、会社を出た。


明日の飲み会。
二人きりじゃないと知り
安堵したけれど、残念でもある。

でもどうせ二人だと話も弾まないから
きっとこれで良かったのだ。

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