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ラピスラズリ 109 お店

「じゃ、行くか。
瑠璃ちゃん好き嫌いあるの?」


「好き嫌いじゃないんですけど
甲殻類アレルギーで…」
と話すと、萩原さんが振り向いた。


「エビとかカニとか?」

「はい、赤くなって蕁麻疹出ちゃうので」

「じゃあ肉なら大丈夫?」

「はい」


そんな流れで焼肉屋さんに
行くことになった。


その場所からほど近くにある
焼肉屋さん。

オフィス街の中だけれど
ちょっとこじゃれたお店だった。


「早い時間だから空いてるな」

「そうですねぇ」

わくわくしながら、
2階のお座敷に案内してもらった。

ほどほどの広さに仕切られたスペースで
掘り炬燵になっている。


「奥行けば」

と、奥に座るように言われて
ちょっとエスコートされた気分で
嬉しかった。


オーダーが済み、運ばれてくるのを待つ。



萩原さんの顔を見ても、
私を好きなようにはあまり見えない。


私も、萩原さんのこと、好きは好きだけど、
恋愛感情かと聞かれると、
まだうんとは言えない。



目の前の彼をじいっと見つめると
手で視線を遮られた。

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