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Top Page > ラピスラズリ(連載中) > ラピスラズリ 108 未練

ラピスラズリ 108 未練

お店がいくつか入っているビル。
裏側に中庭があると言われて
その場所を探し歩く。

何も、走り去らなくてもよかったのだけれど
田島さんには、萩原さんと会うのを
知られたくないと咄嗟に思ってしまったのだ。



心の奥ではまだ私、田島さんに未練があるの?
いい加減しつこい…




大きな開き扉が見え、芝生が広がっていた。
川も流れている。きっとここだ。


外に出ると、ベンチで座って足を組み
携帯を見ているスーツの人がいた。


「萩原さん!」

見つけた喜びで笑顔になる。
萩原さんは私の声に顔を上げた。

「迷わず来れた?」

「来れました、
途中で田島さんに会いましたが…」

「ふーん」

彼は携帯を胸ポケットに入れて、
バッグを持ち立ち上がった。

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