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ラピスラズリ 105 一度

漆黒の瞳で萩原さんが私を見つめた。

茶色がかっている
田島さんの瞳とは違う、
深く吸いこまれそうな黒い瞳。



「一度…食事しませんか?
もう少し萩原さんのこと、知りたいです」


「おお。いいよ。
なんだ、断るつもりかと思ってた」


冷たく固い表情から、少し柔らかさが見えた。
微笑まれると嬉しい…


「週末、俺セミナーだから
終わったら飯食いに行こう」


「はい。じゃあ、連絡先教えてください」



携帯を出し合って、
お互いの連絡先がメモリに入った。





そして、金曜日。
萩原さんと約束していた日が来る。

田島さんもそのセミナーに参加するらしく
終日外出だ。


お昼時間、岡田さんが言った。


「るりちゃん、なんか楽しそう。なになに~?」

岡田さんは1月末に辞めることになった。
社内的にはまだ秘密。

梶さんの元奥さんも社内の方だったので、
会社に結婚の報告はしないまま辞めるそうだ。

「楽しそうですか?」

「楽しそう楽しそう。いいなぁ、若いなぁ」

「2歳しか違わないのにw」


私から見たら、結婚を控えている
岡田さんの方がずっと楽しそう。

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