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ラピスラズリ 247 田島編

佑香と出会ったのは、その頃だ。

新入社員の佑香は、
総務部に配属されていた。


ちょっとした社内のイベントで
同じ係をしてから、
「田島さん、田島さん」と懐かれるようになった。


佑香は、マリとは違って
俺を見下すことはない。




連日、仕事がキツかったある日。
マリはちょうど出張だった。

「田島さん、飲みに行きませんか?」

たまたま、帰りに佑香と一緒になった。


「飲み?いいけど…」


俺も少し疲れていて、
断ってもよかったはずなのに
心のどこかでこの子に興味はあったのか

誘われるままに飲み、
誘われるままに、彼女の家に上がった。



「田島さん…ずっと好きでした」


ほんの出来心だった。

絡みつくようなキスをして
貪るように交わる

あまり知らない女とするセックスは
妙に興奮した。


「あ、ゴムねえな…」

俺が言うと、佑香はにっこりと微笑んだ。


「大丈夫ですよ、私…」


佑香の手が俺を女へ導く。

マリの顔が過るが、すぐに打ち消した。


最近はもう、仕事以外でも
マリの忠告を口うるさく感じていた。


あいつは、俺を自分の思い通りにしたいだけなのか?

俺にも、感情や思いがあるんだ。



佑香の中はとても気持ち良かった。

隔たりのない摩擦は、
もう戻れないと思うほどの快楽だった。

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