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ラピスラズリ 246 田島編

仕事が終わり、家に帰る。
今日も佑香は家にいなかった。

Yシャツやスーツはクリーニングに出し
あとの物は洗濯機に放り込んで洗う。

もともと、お嬢様育ちの佑香。
新婚時代にはいろいろと
張り切ってくれてはいたが
最近は家事もしなくなって久しい。

飯は食って帰ってきたから
佑香がいないことで
何も困ることはない。




マリのことは大好きだった。
俺にとっては初めてと言っていいほど、
のめり込む恋愛をしていた。


だが、同い年でありながら
姉御肌で、俺より仕事のできるマリに
男のプライドが削られることもあった。



「なんでそんなやり方してんの?」

「そんなの、連絡しなきゃだめに決まってんじゃん」

「もっと頭使わないと」



先輩でもなく同期なのに、仕事中はそんな感じで
口を挟んでくるマリにイライラした。


二人で過ごす夜は、
俺に甘えるかわいい彼女で
不満は何もない。

体の相性も悪くはなかったはずだ。



しかし、仕事中は違う。
苛立ちは募るばかりになっていた。


そんな危ういバランスを保ちながら、
つきあって四年が過ぎた。

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