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ラピスラズリ 245 田島編

マリは、淳と同郷だった。

さばさばした性格のマリは、
くるっとした大きな瞳が印象的だった。


二人は出身高校が一緒で
入社して再会したと言っていた。



しかし、
それだけではない関係に見えた俺は

「マリとつきあってんの?」

となんとなく淳に聞いたこともある。



「ないない。あいつのこと、女には思えねえし」

淳は、そう答えていた。




俺はマリは同じ部署に配属になり、
残業の後に飲みに行くこともあった。



男女の仲になったのは、
マリが珍しく、上司に叱られた日だった。

それも、マリのせいではないことで
濡れ衣を着せられただけだ。




普段、勝気で明るい女が
弱気になっている姿を見ていると
心動かされるものがあった。


意外とよく泣くなぁ、
と、愛しくも思えてくる。


どうにか元気になってほしくて
居酒屋で慰め、励ましていたら、

帰り道、マリは
潤んだ瞳で俺を見つめていた。



その晩、俺とマリは
なだれ込むように男女の仲になった。



ベッドの上で、マリが

「私たちがつきあったら、
みんなびっくりするかな?」

と嬉しそうに言っていたのを覚えている。

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