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Top Page > ラピスラズリ(連載中) > ラピスラズリ 242 秘密のメール(田島編)

ラピスラズリ 242 秘密のメール(田島編)

彼女から、
当たり障りのない返信が入る。


それで終えてもよかったのに
俺も何を血迷ったのか、つい
酒が強いか聞いてしまった。


仕事も助かってるし、
ねぎらいたい気持ちがあるのは
嘘じゃない。



しかし、彼女からは
「強くも弱くもありません」
とそっけなく返され、
思わず笑ってしまった。




笑いながら彼女の席を振り向くと、

彼女は、真っ赤な顔をして
俺を見つめていて

少し、ドキっとした。



いつも、座ってる彼女の横に立って
依頼をするから、
同じ目線で見合ったこともなかったせいか。


それでも、あんな顔…
嫌いな奴にはしないよな。


と自分の都合のいいように考えながら
「時間作るから、楽しみにしてて」
と返した。



楽しみなのは俺の方かもしれないけど
この誘いに変な意味はない。



社内の子に手をつけるつもりはない。

いくら夫婦仲が冷えてたって、
俺は既婚者だし、
そこまで見境がないわけじゃない。


それに、山下さんが
マリに似てるとは
全然思わない。


彼女のことを、いい子だなとは思う。

ただ、感謝している。

それだけのことだ。

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